「ハワイに将来住みたいけど、なんだか難しそう」
「ハワイに不動産を持ちたいけど、手順がさっぱりわからない」

と思って重い腰が上がらない方、多いのではないでしょうか?海外に不動産を所有するって、なんだかハードルが高い気がしますよね。

ですが、手順さえしっかりと抑えておけば、実はそんなに難しいことではないのです。

この記事では、ハワイの不動産の基礎知識と共に、不動産購入の流れを順を追って説明していきます。
ハワイに移住しようと考えている方、必見の記事になっています!

ハワイの不動産の基礎知識

絶対に必要なエスクロー会社とは?

エスクロー会社とは一言で言うと公的な権限を持つ仲介業者です。
「売り手」と「買い手」の間に入って中立的な立場で、手続きやお金のやり取りをしてくれます。ハワイで不動産を売買するときには、この会社の仲介が必ず必要になってきます。

これはお互いに安全に取引ができるように保証されたシステムで、売り手はエスクローの権利証をあげる代わりにお金の保証がされ、反対に買い手は購入の前に検討している不動産の調査が保証されます。
買い手が支払ったお金を、エスクロー会社が一旦保持し、全ての調査が終わった後にお金を売り手に渡す、と考えてもらえれば分かりやすいです。

日本の不動産との大きな違いは、エスクロー会社の仲介による、売り手と買い手の直接的なやりとりがないことです。

>エスクローについてその仕組みをもっと詳しく

不動産購入時の注意点

移住という視点で考えるのであれば、周辺環境は非常に大切になってきます。
時間帯によって雰囲気が変わるエリアもあるので、昼間や夜間等別の時間帯も見ておいたほうが良いかもしれません。

ハワイの物件は中古物件が非常に多く、一見新しく見えますが実は築10年以上経っていた、なんていうこともしばしばあります。
ハワイでは購入した不動産を改築・改装し、購入時よりも高い値段で売ることも多々あります。

家を改築・改装する際は市からの許可が必要となっていて、一部所有者はその許可を取らずに工事に入ることが稀にあります。
これは完全に違法です。
購入した後に発覚した場合、改装前に戻すように要求されたり、それにより契約がなかったことになる場合があります。不動産を購入する前に、このようなことも調査する必要があります。

ハワイと言えば海なので、物件探しの際、「海が見える」は大きなキーワードになります。
海が見える場所に住みたいという人は多いと思うのですが、それはつまり競争率がとても高いことを意味します。
なかなか売りに出ない、また売りに出ていたとしても値段が高い、というのが普通です。予算内で見つけたいのか、予算をオーバーしてまでこだわりたい条件なのか、改めて考える必要があります。

また、ワイキキには駐車場が少ないと言われています。平均的な駐車場の料金は1ヶ月200~300ドルです。
車を持つ予定がなくても駐車場付きの不動産をお勧めします。
その理由は、将来万が一不動産を売りに出すとなったときに、駐車場がついているという理由だけで価値がでるからです。
もし自身で使う予定がなくても、駐車場を貸し出して、副収入を得ることも可能です。

クレジットスコアとは「信用度」のこと

アメリカ在住の人には”クレジットスコアという、その人の信用度を示す数字があり、住宅ローンを組む際この数字を参考にします。
この数字はこれまでのクレジットカード、ローン、公共料金の支払い、携帯電話の支払い等、ありとあらゆるものの履歴から、様々な金融情報が集まります。
ローンを返済していく能力があるのかどうかは、その数字を元に判断されます。

オープンハウスはどんどん利用しよう

オープンハウスとは、実際に売りに出されている物件を予約なしで見学できるというものです。
一般的に日曜日の午後2時~5時の間に受け入れてくれることが多いです。

前述した通り、中古物件が多く、売りに出されている最中も住人が普通に住んでいます。
オープンハウスの情報は、新聞やインターネットで簡単に集めることができますし、ツアーなどを行っている会社もあります。

見学に行った際、プレッシャーをかけられるのではないかと思う人もいるかもしれませんが、そんなことは全くなく、日本のモデルハウスのように気軽に足を運ぶことができます。

他人の家に上がり込むというのは、日本人としては少し気が引けますが、これはとてもいいサービスなので、気になる物件がオープンハウスをしていたら、使わない手はありません。
まだ人が住んでいる状態での見学なので、自分が住んだ時のイメージも湧きやすく、住人に質問等もできるのでかなりオススメです。

MLS(物件登録番号)とは?

MLSはMultiple Listing Serviceというもので、リアルタイムで売りに出されているハワイ国内の物件の情報が全て載った不動産データベースシステムのことです。
これは誰でも使うことができるサイトで、ハワイ国内外問わず、どこからでもアクセス可能になっています。

これはとても便利なサイトで、不動産によって持っている物件が違う日本と違い、物件を探す際に効率良く調べることができます。
が、英語で書かれているサイトなので、英語ができない方には、少しハードルが高いかもしれません。

維持、管理費を把握する必要がある

実際に不動産を購入する前に、購入後にかかってくる維持費のことも考えておかなければいけません。
ハワイの不動産の維持費は、日本と比べて高めだと言われています。

まず日本と同じで、1年に2度の固定資産税がかかってきます。
参考:ハワイの不動産に関する税金について詳しく
毎月かかってくる費用として、それに公共料金が加わります。

その他はコンドミニアムなのか一戸建てかによって、かかってくるお金が変わってくるので、事前に確認が必要です。
目安として紹介すると、コンドミニアムの平均的な価格とされる4,000万円で購入した場合、月に維持費は5~7万円と言われています。

不動産の土地利用規制

ハワイは不動産購入の際、いくつか規制があり、土地利用規制のことをゾーニングと言います。
エリアによって、このゾーニングは変わってくるのですが、「このエリアは〇〇メートル以上の建物を建てることができない」、「ここは農地にしか利用できない」などの決まりがあります。

MLSでも表示されているので、確認しておいたほうがいいでしょう。
この規制は、景観を守るためであったり、いきすぎた開発をけん制するためのもので、欠かせないものになっています。

具体的な不動産購入の流れ

流れ基礎知識をつけたところで、実際に不動産購入の流れを順を追って説明していきます。

①あなたに合う不動産業者(エージェント)を選ぶ

MLSで情報は共有されているので、どこのエージェントに行っても、紹介してもらえる物件に差はありません。
接客や会話を通して、自分にあったエージェントを見つけることが大切です。
ちなみに、必要経費以外はエージェントに支払う費用はありません。

ただ日本と違い、売り手エージェントと買い手エージェントの2種類があるので、そこは注意してください。
売り手エージェントはいかに物件を高く売るのかということに注力を注ぎますし、それに対し、買い手エージェントはあなたに変わって良い条件を得るために相手側に交渉してくれます。

これから長い付き合いになるので、親身になって相談に乗ってくれるか、交渉をするにあたり英語が堪能なスタッフがいるか等の評判も調べておいたほうがいいかもしれないですね。

②ローン担当者を紹介してもらう

よほどのお金持ちでない限り、大半の人はローンを組むことになるでしょう。良いエージェントであれば、有能なローン担当者を紹介してくれます。

ローン担当者が有能かどうかは、かなり重要になってきて、有能な担当者であれば、万が一ローンが厳しい状態でも、解決策や打開策を提案してくれるでしょう。
クレジットスコアをあげる方法は、いくつかありますが、プロのアドバイスを聞くのが一番の近道です。

③物件探し

ローン担当者と話し、大体の予算が決まったところで物件探しに移ります。
MLSで調べたり、オープンハウスを利用し実際に足を運ぶのもありです。

決して安い買い物ではないので、前述した注意点等をしっかりとチェックしてとことん調べましょう。
何度でも下見をしてもいいと思いますし、ここだという場所を見つけるまであらゆる活動をしましょう。

④申込書と必要書類の提出→売買契約の合意

希望の物件を見つけたら、オファーをいれます。
購入契約書には手付金をつける必要があります

購入手付金は決まった額があるわけではなく、購入を考えている物件の価格によって異なります。買い手がどれほど真剣なのかを売り手に示すものなので、100万ドルを超える場合は、1万ドル程つけるのが一般的です。

オファーを出した後、数日以内には回答が返ってくることが多いです。
提出した書類に売り手が同意してくれれば、売買契約の成立となります。

⑤エスクローのオープン

売買契約の成立後は、互いに同意した契約書と手付金を送ってエスクローを開設します。
売り手と買い手が直接お金のやりとりをすることはなく、全てエスクローの口座を通すことになります

ここの段階で、エスクロー会社から売り手の負債調査や家の調査などが入り、引き渡す前に契約書との相違がないか徹底的に調べます。
万が一、売り手と買い手との間に相違があった場合、契約を解消することができます。(手付金の払い戻しを請求できます。)

また、ホームインスペクションと呼ばれるものがあり、買い手が業者に依頼をすれば、物件の設備に問題がないかどうかを調査してもらえます。

⑥登記書類に著名・資金振込

調査に問題がなければ、登記(名義変更)を完了させます。登記が完了したら、いよいよ残金を支払います。

買い手は、登記日の48時間前までに残金をエクスローに振り込まなければいけません
これらの手順を全て終わらせれば、物件の引き渡し、エスクローのクローズに入り全行程が終了です。

最後におすすめのエリアを紹介!

ワイキキ

ハワイと言えば、一番に思いつくのがワイキキです。有名なワイキキビーチがあるので、1年中観光客で賑やかです。

観光客向けのホテルが多いと思われがちですが、実は居住用のコンドミニアムもたくさんあります。また、ショッピング街を外れると、一軒家が立ち並ぶ住宅街もあるので、決してコンドミニアムだけではありません。
交通の便が非常によく、車がなくても困ることはないでしょう。

ただワイキキエリアは土地の確保を含め新しく家を建てることが難しく、法的制限によって建て替えを行う際は、元の建物よりも小さくしなければいけないというルールがあります。
そんな事情もあり、新築ではなく、改装されたコンドミニアムや一軒家が多いです。
ご存知の通り、観光客向けにたくさんのイベントが行われているので、賑やかな場所が好きな人に向いているエリアです。

アラモアナ/カカアコ

ここは最近開発が進んでいるエリアで、今現在、高級コンドミニアムの建設ラッシュです。
中心には「アラモアナ・ショッピングセンター」があり、ショッピングモールとしてはハワイ最大規模です。

ワイキキからも徒歩圏内で、「ワイキキにすぐ出れる方がいいけど、普段は静かなところで過ごしたい」といった人にはピッタリです。
ワイキキエリアは新規開拓用地を見つけることが困難なので、このエリアに注目が集まっています。

”第二のワイキキ”になるだろうと言われているので、不動産の値が跳ね上がる前に購入を検討してもいいかもしれません。
まだまだ発展途上の場所なので、これからが楽しみです。

カイルア

カイルアはオアフ島の北東部に位置しています。世界で一番美しいと言われるラニカイビーチがあり、時間がゆっくりと過ぎている感覚になる街です。

自然に囲まれており、個性的なお店も多いので、ワイキキとはまた違った雰囲気を味わえます。
コンドミニアムももちろんありますが、どちらかと言うと、一戸建てが多いです。

中心部よりも土地が安いので、広い土地の一戸建ての購入を考えている人にオススメのエリアです。
ワイキキからは車で30分程度でいけるので、地図でみるよりも案外近いです。

まとめ

以上が、「ハワイ」不動産購入までの一連の流れとなります。
日本と勝手が違うこともあり、難しいと思われるかもしれませんが、この手順に添って一つ一つ進めていけば、思っていたよりも複雑ではないということに気づくと思います。

また、ハワイには日本語対応のエージェントがたくさんあるので、困った時は全てエージェントが対応してくれます。
予算がどのくらいなのか、どのような物件を探しているのかを明確にし、まずは第一歩であるエージェント探しから始めましょう!

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