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⽶国の既存住宅市場は未だに早いペースで売買されていますが、ようやく秋頃に購⼊競争(bidding wars)は鎮静化したようです。
オンライン不動産会社の⼤⼿であるレッドフィン社は、「9⽉は、全⽶の成約物件の58.9%に複数のオファーが⼊り、これは今年の最低を記録した」と発表しました。今年の4⽉に記録した最⾼の74.3%から⼤幅にダウンしましたが、5ヶ⽉連続の購⼊競争になりました。
「秋には学校の新学期が始まり、気候も徐々に涼しくなっていくため、この傾向は⽶国では1年のサイクルみたいなものだ」と、レッドフィンのチーフエコノミスト補佐のテイラー・マー⽒は述べ、「買い⼿は春先のピーク時のように、販売価格を5%や10%も上回る価格を払わなくてもよくなった。モーゲージレート(mortgage rate:住宅ローン⾦利)が徐々に上昇していることも、その要因だ」と続けています。
買い⼿にとって市場の状況は好転しているものの、物件が販売されるとすぐに成約していることに変わりはありません。全⽶リアルター協会(NAR)のハウジングレポートは、「9⽉は、物件の86%が1ヶ⽉以内に成約した」と発表しました。物件の33%は販売後わずか1週間で成約しており、パンデミック前の2019年の20%を⼤きく上回りました。また、物件の45%は販売価格以上で取引されており、これは2019年の22%の倍以上です。

全⽶の住宅市場で競争の激しかった都市トップ10
1. ロレイ、ノースカロライナ州:73.9%
2. ボストン、マサチューセッツ州:71.7%
3. インディアナポリス、インディアナ州:71.4%
4. サクラメント、カリフォルニア州:70.5%
5. サンディエゴ、カリフォルニア州:70.3%
6. ツーソン、アリゾナ州:70%
7. シンシナティ、オハイオ州:69.6%
8. サンフランシスコ&サンノゼ、カリフォルニア州:69.4%
9. フィラデルフィア、ペンシルバニア州:66.3%
10. コロラドスプリングス、コロラド州:64.3%

上記以外では、全⽶第2の都市ロサンゼルス(16位)は60.1%でした。ハワイ州の州都ホノルル(25位)は54.5%で、前⽉8⽉の63.5%、前年同⽉の63.4%と⽐較すると緩和しましたが、未だに2件のうち1件は購⼊競争になっています。

情報提供
会社名:Hawaii 5-0 Properties, Inc. (ハワイ・ファイブオー・プロパティーズインク)
連絡先:三澤剛史 (Takashi Misawa)
お問い合わせメール:takashi@hi50group.comtakashimisawa@mac.com
電話番号:(808)679-1448, +1-808-679-1448
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