ハワイに移住するとき、もちろん住居を購入する人も多いでしょうが、高額な不動産を購入するのが難しいという場合には、賃貸物件への入居というのも有力な選択肢となるでしょう。
外国での賃貸物件探しは、不慣れな方にはハードルが高いように感じると思います。

今回はハワイでの賃貸物件探しのポイントや、おすすめの地域などを紹介します。

ハワイでの賃貸物件の探し方

双眼鏡まずは、ハワイでの賃貸物件の探し方を日本との差異も意識しながら紹介します。

日本の場合、一般的な探し方としては「suumo」などの賃貸検索サイトから探す方が多いと思います。
それらのサイトを参考にしながら、住みたい地域の不動産仲介業者の店舗に訪れて、担当者とコミュニケーションを取って契約まで至ることが多いです。

さて、ハワイの物件探しの方法ですが、日本と同じようなやり方もありますが、「さまざまな方法をトライした方が安い物件が見つかりやすい」というのが実情です。
具体的には以下のような探し方があります。

新聞・インターネットで探す

検索日本でも一般的な物件の探し方です。
試しに検索エンジンを利用して「ハワイ 賃貸物件」などと検索すると、日本語のサイトもいくつかできます。
日本語のサイトがヒットする辺り、さすがハワイといったところです。

また現地の新聞でも英字新聞・日本語新聞、双方にて賃貸物件の検索ができるサイトがいくつもあります。
Honolulu Star Advertiser(http://www.hawaiiislandhomes.com/rental/)という新聞は、賃貸情報のサイトも運営しておりますので、英語が堪能な方は利用してみるといいでしょう。

さてこの方法ですが、インターネットを用いるので、日本にいながらハワイの物件のあたりをつけたり、実際に業者に連絡を取ることが可能なのがメリットです。
一方で物件の選択肢が少なくなり、一概には言えないですが、割高な傾向になるのがデメリットです。

不動産仲介業者に相談する

この方法はいわゆる不動産屋に行って物件を探してもらうという方法です。
日本でもよく見られる、一般的な方法になります。

ハワイの不動産仲介業者は、店舗を構えている周辺の物件を中心に取り扱っており、その点は日本と似通っています。
従ってあらかじめ住みたいと思う地域にあたりをつけておくとスムーズに事が進みます。

なお、不動産仲介業者の中には日本人や日系人が担当している場合があり、その場合は日本語が通じるケースも珍しくありません。
また、インターネットや新聞に掲載しているものよりは、掘り出し物が見つかる可能性は高いと言えます。

一方で不動産仲介業者に直接会いに行く分、渡航費用がかかります。
ただ、ある程度の規模の不動産仲介業者は自社サイトを持っている場合があり、そこからメール等でコンタクトが可能です。
ハワイへの渡航前に日本からコミュニケーションをとっておけば、やり取りもよりスムーズになります。

また、日本語対応をする場合など、別途相談手数料を取る業者もありますので、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
「相談するだけなら無料」が日本では基本ですが、ハワイではそうはいかないことを覚えておきましょう。

掲示板で探す

日本ではあまり馴染みがありませんが、米国だと割と普及している方法と言えます。
この方法は特に賃貸不動産において浸透しています。

例えば、「びびなびハワイ」、「アロハストリート」といったポータルサイトには不動産専用の板があり、そこで実際に不動産の売買を確定させることが可能になっています。
ハワイに土地勘がある日本人が主な利用者になります。
もちろんアメリカ人が頻繁に利用する掲示板サイトもあり、その内の1つは「クレイグリスト」といいます。

これらの掲示板を利用した方が、先に紹介したやり方より安い物件を見つけられる可能性が高いと言えます。
大家は仲介業者に手数料を取られるのを嫌がります。

そのため、自分で入居者を募る自信のある物件に関しては、積極的にこの掲示板を活用して入居者を探しています。
仲介手数料が入っていない分、価格も安く設定されていることも多いので、掲示板を利用した方がお得に物件を見つけられる可能性が上がります。

大家と直接交渉する

交渉この方法は日本だと、どちらかというと小規模な物件において見られると思います。
一方ハワイの場合は大規模のコンドミニアムなどでも普通に見られる手法です。
不動産投資目的で区分所有していることも多いハワイならではと言えます。

空室がある場合、コンドミニアムに設置されている掲示板に直接広告が掲示されていることがよくあります。
当然連絡先も書いていますので、直接大家と交渉して契約することができます。

余計な仲介業者を通さないので、大家から見れば、仲介業者に支払うインセンティブを抑えることが出来ます。
また、大家の状況によっては空室を作らないことを優先する場合も多く、尚のこと家賃を引き下げる余地があるかもしれません。

以上がハワイにおける一般的な賃貸物件の探し方になります。

日本と同じ探し方でも見つけることは可能ですが、割安な物件を探したいという場合には、掲示板の利用、大家さんとの直接交渉がおすすめです。
日本人のオーナーも多いので、うまく行けば日本語で交渉・契約を進める可能性もあるので、トライしてみましょう。

ハワイ地域別の物件の価格相場

価格相場さて、割安という話が出てきましたが、そもそもハワイの賃貸物件の家賃相場ってどのようになっているのでしょうか?
細分化するときりがありませんが、いくつかの地域・物件タイプで調べてみました。

今回はハワイの物件情報がまとめられた、hicentral.com(http://www.hicentral.com)というサイトを参考にしています。

オアフ島ホノルル周辺

ホノルルおそらくハワイで賃貸を借りることを検討する方の中で一番メジャーなのはホノルル周辺に賃貸物件を借りるという選択肢でしょう。
ホノルル周辺に位置している「Metro Oahu」と呼ばれる地域を見てみましょう。

「Metro oahu」は、ハワイ州の中では圧倒的に都市化が進んでいる地域です。
バス路線が発達していますし、商業施設・医療機関、いずれも集積していますので住みやすい地域と言えます。

また、知っている方も多いと思いますが、ビーチに面していて、さらに景色も良好で、まさにハワイをイメージするような暮らしを楽しむことができます。
ビーチを眺めたりしてのんびり暮らしたい人にはぴったりです。

また長期間滞在することになり、お金を稼ぐ必要に迫られても、場所柄仕事を見つけやすいといえます。
日本人も多く、日本語が通じる機会も多いため、外国暮らしが不慣れな方がまず移住する場合にもオススメの地域です。

一方、先に書いた通り都市化が進んでおりますので、物件価格は他の地域より高い傾向にあります。
そもそもハワイの賃貸物件は全般的に高いので覚悟する必要がありますが、そのなかでもホノルル周辺は際立っています。
また、高層のコンドミニアムが林立している状況ですので、人によっては「都会すぎてのんびりできない」と感じる方もいるようです。

それでもハワイ独特のゆったりした空気感は確かに流れています。
この辺りは人それぞれ感じ方が異なるといったところでしょう。

「Metro Oahu」で物件を借りる場合は、ほとんどがコンドミニアムとなります。
短期間の滞在向けのホテルコンドも多く、物件の選択肢の幅は広いです。

日本の感覚で言うワンルームに近いStudio Typeですが、概ね1000ドル程度〜といったところです。
高級物件を見て行くとキリがありがありませんが、1500ドル程度まで見れば、多数の物件が候補に上がります。

次に1LDKに近い感覚の1ベッドルームタイプは、やはり1000ドル程度から物件はヒットし、1500〜2000ドル程度の間にも多くの物件がヒットします。
それ以上ですと高級物件の位置付けになってきます。
2ベッドルームタイプは2000ドル前後は見た方がいいでしょう。

ホノルル周辺以外の地域

ホノルル周辺以外の地域となると物件価格がガクッと下がるかと思いきや、少なくともインターネットで調べられる物件ではそこまで劇的には変わりませんでした。
やはり地元の不動産屋や大家との直接交渉で掘り出し物を探しに行った方がいいのかもしれません。

また実際にはシェアハウスなどを利用する方も多いようです。
シェアハウス等まで広げるときりがないので、今回はあくまで賃貸物件に絞って紹介します。

Studio Typeと1ベッドルームはさほど価格帯は変わらない印象で、最安クラスで一部1000ドル割れ物件がありますが、大抵は1000ドル台前半です。
ただホノルル周辺と比べると1500ドル割れでも充分多くの選択肢が出てくる印象です。

2ベッドルームでは1500ドル〜2000ドルに多数の物件が収まります。
数百ドルは下がる計算ですが、それでも1000ドル=10数万円かかるわけなので、やはりハワイの不動産物件の堅調さを物語っている印象を持ちました。

オアフ島以外の離島は?

さて、オアフ島が中心ということですから、「そこから離れた地域は当然もっと安いのでは?」と日本人の感覚では思ってしまいます。
実際のところはどうなのでしょうか。

実は今回、hicentral.comのサイトで賃貸物件をチェックしたところ、離島の物件は現在1件も引っかかりませんでした。
まず言えることは「本島と比べると圧倒的に物件数が少ない」ということです。

従ってその時々たまたま発生する物件次第になるので、平均的な価格レンジはあまり意味をなさないといえます。
過去募集がかけられた賃貸物件を見てみると、オアフ島と比べると単位の大きい物件が中心となっていて、2〜3ベッドルーム程度の家族住まいの規模の物件が中心となっております。

家賃はそれこそ2000〜5000ドルと大きく散らばっていますので、まさにその時々次第ということになります。
離島についてはインターネットで物件を探すよりも、現地の業者や大家と直接交渉した方がよさそうです。

エリアごとの特徴を捉えて自分に合ったエリアを決めよう

ハワイ地図前の章ではハワイの賃貸物件の家賃相場について紹介しました。
物件を借りるエリアを決める上で、もちろん家賃相場は重要ですが、エリアの特徴もまた物件を決める上では非常に重要なファクターとなるでしょう。

この章ではエリアごとの物件や立地の特徴をまとめましたので、自分に適した立地を選ぶ上で参考にしてみてください。

ホノルル周辺以外の地域

日本をどうせ離れるのなら、田舎暮らしをしたいと思う方もいるかと思います。
そういった方はホノルル周辺から離れた物件を探してみるのもいいでしょう。

ホノルルから離れた地域は、物件の特徴はさほど大きな差がなく、いずれも貸し家や低層の物件が多くなっています。
まず紹介したい地域は、ハワイ内陸部に位置する地域、「セントラル・ハワイ」です。
ホノルルの西寄りの海岸地域も大まかな区分けでは「セントラル・ハワイ」に入ります。

かつては農地として利用している部分が多かった地域で、今でもローカルな暮らしが楽しめます。
南部の沿岸部を除いて、住居から海を眺めることは難しいですが、車を使えるようにしておけば、どこかしらのビーチまでは概ね45分以内で行けます。

内陸部にはパールリッジセンターという巨大アウトレットモールがあり、ここで暮らしていく上で必要な日用品を購入することが可能です。
ゴルフ場も多いので、ハワイ生活でゴルフを楽しみたい人にもおすすめです。

続いて紹介するのはハワイ西部に位置する「リワード」です。
この地域は近年開発が進められており、特に南西部に位置する「コオリナ」地域ではディズニーのリゾート開発なども行われています。
しかしそれ以外の地域はまだまだローカルなので、「海沿いに住みたいけど田舎で暮らしたい」という方にはおすすめです。

この辺りの物件を探す場合はしっかりと現地の不動産業者に情報を収集した方がいいでしょう。
というのも、「リワード」は場所によって治安の悪い地域があるため、特に防犯意識が低い日本人が住む場合は注意が必要です。
基本的には南西部の「コオリナ周辺」などは、ホノルルに近く、交通の便がいいので住みやすいといえます。

また、オアフ北部には「ノースシュア」という地域がありますが、この辺りはハワイの中では最もローカルな地域になりますが、近年では観光開発が進められており、雰囲気が一変しています。
物凄くさびれた雰囲気ではなく、都会から離れて、隣人とも適切な距離が保たれた空間で暮らしていきたい方にはおすすめです。

ただ、海は近いのですが、サーファーの名所となっているほど、波が高く、ビーチでのんびり過ごすことは難しいかもしれません。
波が穏やかなビーチは周辺地域にありますので、ビーチでのんびり過ごしたい方は車でそこまで移動すれば問題はないでしょう。
そういう意味では車は持っていた方がいいかもしれません。

東部には「ウィンドワード」と呼ばれる地域があり、海・山双方の自然が残っているのが特徴です。
ジュラシックパークのロケ地としても有名です。

少し山よりの物件を借りれば、まるでここがハワイとはとても思えない位、自然豊かな森の近くに住むことができます。
もちろん車があれば、海まですぐに移動できます。
また、ビーチよりの物件も沢山あります。

ホノルルよりもローカルな一軒家やタウンハウスでの暮らしが楽しめます。
綺麗なサンゴ礁が周辺に多く、シュノーケルやスキューバを「ウィンドワード」の沿岸部で行うことも出来るので、マリンスポーツを趣味としている方にもオススメです。

離島

最後に離島の紹介をします。

離島に賃貸物件を借りる場合の留意点ですが、あまり地域を最初から絞り込まない方が良いです。
離島は賃貸物件が非常に少ないので、選択肢が狭まるからです。
できるなら「オアフ島以外ならどこでも」というスタンスで探した方がよさそうです。

また1ルームや1LDKなどの小規模物件が少なく、さらに人口密度もオアフ島と比べて圧倒的に下がりますので、一人で移住するとかなり寂しいようです。
意外にこの寂しさが原因で離島での暮らしに長続きしない方も多いです。

一方で、ハワイのどの地域よりも圧倒的に田舎暮らしを楽します。
もはやハワイというより、「太平洋の小さな島国で暮らしてる」という感覚を味わえます。
大自然に囲まれてマイペースな暮らしをしたい場合には適しています。

いずれの島も中心都市は生活するには十分な物が揃っており、一通り買い物は可能なので物件さえ見つけてしまえば生活自体は可能です。
ただし自家用車はあったほうがいいでしょう。
最低限の利便性を維持しつつ、人混みから徹底的に離れたい方にはおすすめです。

最後に

今回は、ハワイで賃貸物件を借りる場合のポイントを紹介しました。
ハワイの賃貸物件は東京のように、おしなべて高い傾向にあるので注意が必要です。

またホノルルだと資金さえあれば物件は簡単に見つけられますが、その他の地域は一気に物件自体が少なくなるのでこの点も注意しましょう。
インターネットで物件を探すだけでなく、現地の不動産業者を当たったり、大家と直接交渉するなどして、できるだけお得に物件を借りれるように工夫することをおすすめします。

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