REALTORS®のホノルル支所がリリースした記事によると、2019年2月のオアフ島の不動産市場においては、小幅ながら戸建・コンドミニアム双方において価格の上昇が確認されております。
販売件数は前年比で見ても大きく減少しておりますが、これを現時点で問題視する向きは少ないです。

この記事は、Multiple Listing Service(MLS)によって電子的に集計された、ホノルルのリアルター(米国の不動産の仲介業者)の売買データを基に作成されています。

【各種指標の概要と3か月の推移】

戸建て販売

販売物件数 販売価格中央値
件数 前月比 前年同月比 価格 前月比 前年同月比
2018年12月 259 -10.1% -28.3% $788,000 -1.1% +5.1%
2019年1月 246 -5.0% -2.4% $767,500 -2.6% -0.6%
2019年2月 208 -15.4% -4.1% $789,000 +2.8% +2.1%

コンドミニアムの転売

販売物件数 販売価格中央値
件数 前月比 前年同月比 価格 前月比 前年同月比
2018年12月 440 +2.6% -4.6% $398,000 -5.2% -1.6%
2019年1月 326 -25.9% -12.8% $399,000 +0.3% -7.2%
2019年2月 321 -1.5% -16.6% $415,000 +4.0% +1.5%

2月の住宅価格の中央値を見ると、戸建てでは前年同月比で+2.1%と、小幅ながら上昇に転じました。
今月の価格中央値は$789,000となっております。
またコンドミニアムでも前年同月比で上昇しており、前年同月比+1.5%で、$415,000となっております。

前月確認された下落は、継続することなく反転しており、あらためてオアフ島の不動産価格の安定的な水位が示された形です。
尚、取引件数は戸建てで前年同月比-4.1%、コンドミニアムで同じく-16.6%と、前年同月比で下落しております。
ただ、こちらについては取引の落ち込みを心配する声より、在庫の適切な増加を好感する意見が目立ちます。

昨年2月からの一年で、戸建の在庫が41.6%、コンドミニアムは30.9%増加しました。
ちなみに物件が在庫に並んでから回転する平均日数は、戸建・コンドミニアム共に25日となっております。

足元3か月で見てみると、季節性要因による取引の落ち込みは、依然続いている状況です。
特に戸建ては1月の前月対比での落ち込みが小幅にとどまった分、今月に入ってさらに取引件数が大きく落ち込んでいます。

一方で、この取引件数の落ち込みについて悲観する意見が見られないのは、価格が引き続き安定しているからです。
この2月は戸建てもコンドミニアムも前月比で見て、価格が上昇しております。

またコンドミニアムは、昨年11月以来となりますが、$400,000台を回復しております。
「価格の安定を伴った取引の落ち込み」であることから、市場の軟調さを気にする意見は見られず、下記のREALTORS®のホノルル支所長Darryl Machaの統括にみられるように、今後在庫が適切に増えていくことが期待されております。

2月のオアフ島不動産販売の状況について、REALTORS®のホノルル支所長Darryl Machaは次のように総括しました。

「引き続き取引数の減少が確認されているが、一方で価格は高値付近で安定しており問題はない。
在庫が戸建、コンドミニアム共に二桁%単位で増加している。
幅広い価格帯の在庫が供給されることで、市場にはポジティブな影響を与えるだろう」

参考:http://www.hicentral.com/mpr/mpr-2019-02.php (英語)

おすすめの記事