REALTORS®のホノルル支所がリリースした記事によると、2018年8月のオアフ島の一戸建ての価格中央値は、8月単月として史上最高値を更新しました。
この記事はMultiple Listing Service (MLS)によって、電子的に集計されたホノルルのリアルター(米国の不動産の仲介業者)の売買データを基にして作成されました。

それによると次のような結果がわかりました。

【各種指標の概要と3か月の推移】

戸建て販売
販売物件数 販売価格中央値
件数 前月比 前年同月比 価格 前月比 前年同月比
2018年8 354 +7.3% -2.2% $810,000 +2.6% +3.0%
2018年7 330 -9.6% -1.1% $789,500 +0.9% +5.3%
2018年6 365 +9.9% -1.4% $782,388 +0.6% -1.6%

 

コンドミニアムの転売
販売物件数 販売価格中央値
件数 前月比 前年同月比 価格 前月比 前年同月比
2018年8 521 +3.8% -9.4% $427,000 -0.6% +1.9%
2018年7 502 -8.2% +5.7% $429,500 +2.3% +1.1%
2018年6 547 +10.5% +2.1% $420,000 -2.3% +5.0%

8月は戸建ての販売価格が前年同月比で3%増加し、$810,000に達しました。
ちなみに前年同月に当たる2017年8月は、$795,000でした。
また、コンドミニアムの価格中央値も$427,000と、前年同月比で1.9%上昇しました。

一方、戸建ての販売件数は2.2%、コンドミニアムは9.4%、それぞれ前年同月の販売件数より低下しました。
売買相手が見つかるまでの平均的な日数は、戸建てが15日、コンドミニアムは18日でした。

また、足元3か月の傾向を見てみると、戸建てについては販売価格が上昇を続けていて、足元の2か月は前年同月で見ても上昇と、上昇傾向が鮮明になっています。
一方で、販売件数については前月比では上下を行き来している一方、前年同月で見ると、いずれの月も件数が減少しています。
価格は堅調推移している一方で、価格の高騰も背景に販売件数は、伸び悩み傾向にあるといえます。

一方、コンドミニアムの価格については、足元の3か月で見ると横ばいながら、前年同月ではいずれもプラスであることから、足元の伸びは緩やかながらも、中期トレンドとしては、堅調です。
同販売件数については、6月が大きく件数が伸びたため、足元は横ばいに見えますが、7月までは前年同月で見れば、プラスで堅調でした。

8月は前年同月で見ると、大きくマイナスに転じております。
単月では判断できないですが、もし今後もこのような傾向が続くようであれば、戸建て同様に価格高騰が取引件数に影響を及ぼし始めているということになります。

8月のオアフ島不動産販売の状況について、REALTORS®のホノルル支所長Darryl Machaによると、「価格中央値は戸建てにおいて最高値になったものの、住宅購入を検討している人は、依然$600,000以下の範囲の物件を探しています。また、全般的な物件の需給環境は、ひっ迫しているが、エワ地区(ホノルルの西側)や、オワフの中央地域などで在庫がありそうです。たくさんの物件情報が提供される状況に、購入検討者はやや疲弊しており、検討を中断している人も多いようです。戸建てもコンドミニアムも販売件数のみならず、「販売留保件数」(制約後実際の引き渡しの途中にある物件)も減少していることが、これを裏付けています」とのことでした。

特に戸建てにおいては、この「価格高騰による取引の手控え」が、指標に表れておりますし、コンドミニアムについても、直近8月のように、取引件数が前年同月比割れを繰り返すようであれば、同様の局面に入った証拠ということになります。

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