REALTORS®のホノルル支所がMultiple Listing Service(MLS)によって集計した、同地域のリアルター(米国の不動産の仲介業者)の売買記録のデータを、月次でまとめている記事を基にして、この2018年7月のオアフ島の不動産販売動向を総括します。

戸建て販売
販売物件数 販売価格中央値
件数 前月比 前年同月比 価格 前月比 前年同月比
2018年7月 330 -9.6% -1.1% $789,500 +0.9% +5.3%
2018年6月 365 +9.9% -1.4% $782,388 +0.6% -1.6%
2018年5月 332 +14.9% -8.3% $778,000 -1.5% +4.4%
コンドミニアムの転売
販売物件数 販売価格中央値
件数 前月比 前年同月比 価格 前月比 前年同月比
2018年7月 502 -8.2% +5.7% $429,500 +2.3% +1.1%
2018年6月 547 +10.5% +2.1% $420,000 -2.3% +5.0%
2018年5月 495 -9.5% -8.3% $430,000 +3.4% +5.8%

2018年7月の戸建ての販売価格中央値は、堅調で、前年同月対比で5.3%上昇しました。
また、コンドミニアムの販売中央値も、前年同月比で1.1%上昇しました。

販売件数については、戸建ては前年同月対比1.5%減少した一方、コンドミニアムについては、5.7%増加しました。
マーケットインディケーターによると、市場に出てから成約に至るまでの日数中央値は、戸建てが13日、コンドミニアムが18日でした。

足元3か月を比較すると、戸建ての価格は5月の778,000ドルから7月の789,500ドルと、2か月連続で上昇しています。
上半期の総括でも触れたように、昨年の6月の不動産価格は、記録的な高さであっため、6月については前年同月比では下落しておりますが、5月、7月は共に前年同月を上回っています。

このように月次推移、前年同月、いずれでみても価格は良好で、戸建ての販売価格の堅調さは、際立っている状況です。
価格が高騰している分、取引件数については例年の夏場の活況と比較すると、落ち着いています。
しかし、後段にあげる通り、適正に在庫が供給されている状況でもあることから、これを契機にオアフ島の不動産市況が悪化に転じるという見方は限定的です。

コンドミニアムについては、価格は小動きで、5月対比ではほぼ横ばいながら、前年同月で見ると、5月~7月はいずれも上昇しております。
こうした点からコンドミニアムについても、価格推移は堅調と言えます。

取引件数については2018年6月以降、前年同月比で増加しております。
2018年6月と7月を比較すると、取引件数が減少しておりますが、6月はコンドミニアムの取引がとても活発でしたので、この下落はやむを得ないといえます。

概して戸建てと比較すると、価格の上昇幅が緩やかな分、取引は活発に行われている状況です。
とはいえ価格についても、前年同月比でプラス圏を維持していることもあり、コンドミニアムの市況も堅調と言えます。

REALTORSのホノルル部門長であるDarryl Machaによると、「市場では昨年の価格や販売件数の最高値周辺で横ばいに転じるのではと見られています。しかしながら、先月ごろからオアフ島では、コンドミニアムも戸建ても共に良好な売り物件が、適切な量で在庫に並ぶようになってきました。こうした状況は物件購入を検討している層にとってよい傾向です。」とのことでした。

昨年の最高値が近づいているので、この水準は意識されているものの、大幅な調整に入るとはみられていない状況です。

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