ホノルルリアルター協会（HBR：Honolulu Board of Realtors）は、「ホノルル市郊外にある住宅地の1月の戸建ての販売戸数は前年同月比で３倍に跳ね上がり、ハワイカイ（Hawaii Kai）地区は中間価格が36％上昇し、アイナハイナ（Aina Haina）地区では販売から成約までの日数（DOM：Days On Market）が前年同月から90％も短縮されて5日になるなど、オアフ島の戸建て市場は極めて好調だった」と発表しました。
1月のオアフ島の戸建て販売数は、前年同月の265戸から9.8%増の291戸になりました。中間価格は、前年同月の770,000ドルから14.7%上昇して883,000ドルになりました。オアフ島の21地区のうち9地区の中間価格が100万ドル以上になり、昨年から2地区増えました。
そのうちの1つが、カパフルーダイアモンドヘッド（Kapahulu - Diamond Head）地区です。この地区では前年同月の7戸の３倍にあたる21戸が売買され、中間価格は前年同月の900,000ドルから13％上昇して102万ドルになりました。
隣接するワイアラエーカハラ（Waialae ‒ Kahala）地区の中間価格は、前年同月の192万ドルから32％上昇して253万ドルを記録、オアフ島で一番価格が高い地区になりました。販売戸数は前年同月の4戸から50％増の6戸でした。
島の西側に位置する成長著しいエヴァプレイン（Eva Plain）は一次取得者層が多い地区で、カポレイ（Kapolei）からエヴァビーチ（Eva Beach）までをカバーしています。この地区の販売は、前年同月の64戸から11％減少した57戸にとどまりました。販売戸数は減少しましたが、販売から成約までにかかる日数は前年同月の28日から75％も短縮されて、わずか7日になりました。中間価格は、前年同月の673,750ドルから16％上昇した780,000ドルでした。
また、この地区の新規販売戸数は14％減少、在庫数も48％減少して76戸しかありません。この傾向は、今後も続いていくでしょう。
島の東側に位置するカイルア（Kailua）からワイマナロ（Waimanalo）までの地区では、前年同月の23戸から26％増の29戸が売買されました。中間価格は、前年同月の102万ドルから28％上昇して131万ドルになりまた。カイルアのDOMは9日で、オアフ島の中間値と同じです。新規販売戸数は11％減少、在庫数は前年同月の117戸から51％減の57戸になりました。
カイルアの北に位置するカネオヘ地区の中間価格は102万ドルになり、前年同月の107万ドルから5％減少しました。販売戸数は2020年1月の13戸から46％増の19戸でした。新規のリスティング件数は、前年同月から43％も減少しました。
ハワイカイと同じくイーストホノルル（East Honolulu）に位置する住宅街、アイナハイナークリオウオウ（Aina Haina ‒ Kuliouou）地区の販売戸数は、前年同月の17戸から41％減の10戸でしたが、中間価格は前年同月の162万ドルから4％上昇して168万ドルでした。この地区のDOMは、前年同月の52日から90％も短縮された5日でした。
前述のハワイカイ地区の1月の中間価格は、前年同月の106万ドルから36％上昇して143万ドルでした。販売戸数も、前年同月の12戸から33％増の16戸でした。
オアフ島の内陸部にあるセントラルオアフ（Central Oahu）地域のミリラニ（Mililani）地区は、2020年1月の22戸から27％減の16戸でした。ワイパフ（Waipahu）地区は前年同月の15戸から20％減の12戸、パールシティーアイエア（Pearl City ‒ Aiea）地区は前年同月の22戸から９％減の20戸でした。
しかしミリラニ地区の中間価格は、前年同月の773,500ドルから17％上昇した905,000ドルになり、オアフ島で最も価格が上昇した地区でした。ここは、オアフ島内で新規物件数が増加した数少ない地区です。パールシティーアイエア地区の中間価格は、前年同月の756,000ドルから16％上昇して880,000ドルでした。
ワイパフ地区の中間価格は、700,000ドルから740,000ドルに6％上昇しました。この地区のDOMは、前年同月の6日から81％も短縮されて3日になりました。
