REALTORS®のホノルル支所がリリースした記事によると、同団体が記録している限りで、2018年9月のオアフ島の一戸建ての価格中央値は、最高値を記録しました。
この記事はホノルルのリアルター(米国の不動産の仲介業者)がMultiple Listing Service(MLS)によって、電子的に集計した売買データを基にして作成されています。

【各種指標の概要と3か月の推移】

一戸建ての販売

販売物件数 販売価格中央値
件数 前月比 前年同月比 価格 前月比 前年同月比
2018年9月 309 -12.7% -17.4% $812,500 +0.3% +6.9%
2018年8月 354 +7.3% -2.2% $810,000 +2.6% +3.0%
2018年7月 330 -9.6% -1.1% $789,500 +0.9% +5.3%

 

コンドミニアム再販

販売物件数 販売価格中央値
件数 前月比 前年同月比 価格 前月比 前年同月比
2018年9月 511 -1.9% -2.9% $428,000 +0.2% +0.7%
2018年8月 521 +3.8% -9.4% $427,000 -0.6% +1.9%
2018年7月 502 -8.2% +5.7% $429,500 +2.3% +1.1%

9月は戸建ての販売価格が前年同月比で6.9%増加し、$812,500に達しましたが、これは観測史上で最高値となります。
尚、コンドミニアムの価格も$428,000と、前年同月比で、微増しています。

一方、戸建ての販売件数は17.4%、コンドミニアムは2.9%と、それぞれ前年同月の販売件数より低下しました。
売買相手が見つかるまでの平均的な日数は、戸建てが17日、コンドミニアムは20日でした。
また、足元3か月の傾向を見てみると、戸建てについては前月に続き、販売価格上昇が継続しております。

一方で、価格の高騰も背景に、販売件数については前月比でみても、大幅に低下しています。
コンドミニアムについては、価格は前月比で微増にとどまり、8月が若干の価格下落であったことを加味すると、ほぼ横ばいで推移している状況です。
販売件数については、前年同月比で微減ながら、3か月連続で500件台を維持しているため、現時点では決して低調というわけではありません。(昨年は3か月連続で500件台の取引件数を維持したことはありませんでした。)

ただ、9月のオアフ島不動産販売の状況について、REALTORS®のホノルル支所長Darryl Machaは以下のように述べています。

「引き続き購入可能な在庫は、一定量供給されているものの、一軒家もコンドミニアムも取引量に一服感が出てきています。足元がやや金利上昇傾向にあることを背景に、住宅ローン金利が一段と上昇するのではと警戒している向きがあります。ただ、これら様子見姿勢の潜在的な購入者層も、住宅ローン金利が5%以下を維持し続けていて、さらに上質な在庫が市場に並び始めれば、遠くないうちに再び購入の検討を進め始めるのではとみられております。」

このように金利上昇を懸念する向きが一部見られるものの、現時点では本格的にオアフ島の不動産市場が、調整局面に入るとはみられておりません。
金利上昇の一服感が鮮明になれば、取引件数は復調し始めるであろうとみられております。

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