REALTORS®のホノルル支所がリリースした記事によると、2019年3月のオアフ島の不動産市場においては、前年同月比で戸建て・コンドミニアム共に取引件数の減少が確認されております。
この記事は、Multiple Listing Service(MLS)によって電子的に集計された、ホノルルのリアルター(米国の不動産の仲介業者)の売買データを基に作成されています。

【各種指標の概要と3か月の推移】

戸建て販売

販売物件数 販売価格中央値
件数 前月比 前年同月比 価格 前月比 前年同月比
2019年1月 246 -5.0% -2.4% $767,500 -2.6% -0.6%
2019年2月 208 -15.4% -4.1% $789,000 +2.8% +2.1%
2019年3月 276 +32.7% -9.5% $782,500 -0.8% +3.0%

コンドミニアムの転売

販売物件数 販売価格中央値
件数 前月比 前年同月比 価格 前月比 前年同月比
2019年1月 326 -25.9% -12.8% $399,000 +0.3% -7.2%
2019年2月 321 -1.5% -16.6% $415,000 +4.0% +1.5%
2019年3月 467 +45.5% -3.7% $429,000 +3.4% -1.4%

2019年3月の取引件数は、戸建てで前年同月比9.5%も落ち込んでいます。
コンドミニアムも同じく3.7%の落ち込みです。
一方、価格中央値は堅調な部類で、戸建ては$782,500で前年同月比3%上昇しました。

コンドミニアムは$429,000と、前年同月比-1.4%ではありますが、前年3月の$435,000は3月の水準としては史上最高値でしたので、この価格の下落を過度に悲観する必要はありません。
在庫は戸建てで+12.8%、コンドミニアムで+3.6%増加しており、適正範囲の増加率と言えます。

総在庫量は前年同月比で戸建てが33.6%、コンドミニアムが23.3%増加しました。
尚物件が在庫に並んでから回転する平均日数は、戸建が24日、コンドミニアムは22日でした。

このように前年同月比でみるとまだまだ低水準な取引件数ですが、月次で見ると確実に増えてきています。
両セクターとも30%以上、前月比で取引件数が伸びており、取引の落ち込む冬の時期を脱したことを印象付けています。

価格については戸建ては前月比で小幅下落、コンドミニアムは上昇とまちまちですが、引き続き安定的な価格のレンジ内を推移している状況で、市場では特段不安視する意見も見られません。
在庫が増えたことで購入選択肢が増し、今後取引件数が順調に回復してくれば、引き続き価格は安定推移することが期待できます。

3月のオアフ島不動産販売の状況について、REALTORS®のホノルル支所長Darryl Machaは以下のように総括しました。

「オアフ島の不動産市況は引き続き順調な状況で、適切に春の取引が伸び始める季節に移行したといえるだろう。市場の在庫は着実に増えてきていて、様々な価格レンジにおいて、購入検討者に多様な選択肢を与えてくれている。奇しくも住宅ローン金利も下がってきているので、様子見をしていた潜在的な購入者層が、リアルターとこのタイミングで契約を結び、今後購入に動き出しはじめるだろう。」

参考:http://www.hicentral.com/mpr/mpr-2019-03.php (英語)

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